base::mean
base::mean
は、R 言語における基本パッケージの関数で、データセットの算術平均を計算するために使用される。
クイックリファレンス
mean(x)
numbers <- c(1, 2, 3, 4, 5)
mean(numbers)
# [1] 3
基本構文
mean(x, trim = 0, na.rm = FALSE)
引数 | 説明 |
---|---|
x | 数値のベクトル、もしくは数値を含むオブジェクト。 |
trim = 0 | トリムする割合を指定。閉区間 [0, 0.5] を指定可能。要素が 10 以上で動作する。 |
na.rm = False | TRUE に設定すると、NA (欠損値)を除外して計算する。 |
使用例
1. 算術平均の計算
numbers <- c(4, 8, 15, 16, 20, 23, 42, 51, 65, 300)
mean(numbers)
# [1] 54.4
2. トリム平均の計算
trim
パラメータを使用すると、外れ値に強いトリム平均を計算することができる。
numbers <- c(4, 8, 15, 16, 20, 23, 42, 51, 65, 300)
mean(numbers, trim = 0.1)
# [1] 30
3. 欠損値を含むデータの計算
デフォルトでは、計算するデータに欠損値が含まれると計算結果として欠損値を返すが、na.rm
パラメータを TRUE
にすると欠損値を除外して計算する。
numbers <- c(1, 2, 3, NA, 5)
mean(numbers)
# [1] NA
numbers <- c(1, 2, 3, NA, 5)
mean(numbers, na.rm = TRUE)
# [1] 2.75